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韓国に種を植えに行きました。
 橈骨遠位端骨折の治療はこの数年間で劇的に変化しました。以前は、お年寄りの弱い骨をしっかり固定する方法がなかったので、早くリハビリを始めるとトラブルが頻繁に起こるので骨がつき始めるまで固定する必要がありました。しかし、近年の掌側ロッキングプレートやマイクロネールの出現により、手術直後からリハビリが始められて、トラブルも激減し、最終的な機能回復もよいということがわかってきました。それはともにネジとプレート、ネジとネールが一体化するため弱い骨でもしっかり支えられる機構があるためです。いまでは各種ロッキングプレートが開発されて、ロッキングプレート全盛の時代です。

Dragoneye 2 それに少し遅れて、2005年にアメリカで発売開始された髄内釘タイプのマイクロネールは、日本には2007年に入ってきました。当院でも日本でいち早く取り入れて症例数は日本で2番目になります。今では骨の折れ方によってどちらかの器械を使い分けて手術を行っています。よく人にネール派、プレート派と聞かれますが、私は整形外科医としてともに身につけておくべき必須の技術だと思っています。その患者さんにとってどちらがよいか自分の持っている技術に鑑みて最前の治療を施すべきと思っています。
Dragoneye 1こ患者がhappyになる方法なら何でもいいので、そういう意味では患者派と言いましょうか。さらに独自に開発したマイクロネールのオプション器械(Dragon eye)もあるので、自分なりに適応症例を決めて治療に取り組んでいます。当院の治療指針はここです。↓↓↓



 さて今回韓国でマイクロネールを売り出すにあたり、その特性、手術の骨や落とし穴、適応、手術戦略などを解説するために韓国に赴きました。私にとっては、初めての韓国です。

dragoneye image 1バナナは安価で栄養価も高いのですが、よく腐ります。バナナで十分と言われたらそれまでですが、そこにリンゴという選択肢が現れました。バナナより高価ですが、滅多に腐るものでもなく、おいしいです。それぞれが品種改良を重ねてさらにおいしいリンゴを提供
することができる様になりました。
dragoneye image 2
人々は安いバナナよりもリンゴを求める様になります。さらにそこにマンゴーが現れました。リンゴでも十分においしいのですが、少し癖のあるマンゴーはとろけるような甘さです。しかし値段も少し高めです。みんなが食べる様になれば値段も下がりますがそうはいきません。
dragoneye image 3さらに竜眼(ロンガン)という効いたこともないトロピカルフルーツもついてきます。しかしリンゴが隆盛を極めており、自分で品種改良を行った種類は特別な思いです。あえて高価なマンゴーや難しそうな竜眼は敬遠されがちです。

dragoneye image 4でも一度食べるとのおいしさは忘れることができません。まずはマンゴーを食べてもらうためにいかにおいしく見せるか?買ってみようと言う値段になるか?が重要な戦略です。



こうやって、違う国の人に説明すると、自分の中でも問題点やポイントが整理されます。ということでマイクロネールのタネを韓国に植えてきました。さてさて芽が出て、収穫できるくらい大きくなるかなー。今後が楽しみです。
| Dragon eye | 01:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
師匠への恩返し
 私は医師としてトレーニングを受けたのはほとんどがこの病院です。そしてその間、私を指導してくださったのが田中和具先生です。留学から帰ってきてこの病院に赴任した頃は血気盛んでしたので衝突もしましたが、扱いにくい部下を根気強く育ててくださいました。数年経つと、私も成長してようやく師匠と同じ土俵で手術が出来る様になりました。そのうちにお互いのくせを知り尽くす様になりました。あうんの呼吸というのがありますが、師匠と手術をすると、お互いああしてほしい、こうしてほしいと会話しなくてもわかるので手術はすごくスムーズに進みました(と確認したことはないので私がそう思っているだけかもしれません)。今はこの病院を離れて姫路田中病院の院長として活躍されています。 

田中病院

 元来、新しいことを積極的に取り入れる先生でした。部下としてはどうしてやっと慣れた方法を捨てて新しい取り組みをするのだろうと疑問に思うこともあり、ついて行くのも大変でしたが、そうでないと技術は進歩しません。人間年を取ると守りに入るのでどうしても身に付けた技術で乗り切ろうとします。そういう意味では常に若いmindを持っていたのかもしれません。また、成書に書いてあることもおかしいと思えば違うやり方で治療していました。結果的に治って患者さんがHappyになればそれがすべてです。「成書に書いてあること」は「その時代」に正しいとされても「次の時代」ではそうではない可能性があります。すなわち常に現状に疑問を持ってもっとよい方法はないか模作する目を持ちなさいというmessageを伝えていたのかもしれません。そして当院オリジナルの治療法で非常に良い成績をおさめているものは他にもいろいろあります。弟子としてはその教えを忠実に受け継いでいろいろ新しい試みをやっています。

   その一つがDragon eyeです。先月、学会で報告したところですが、ちょうど試作品の改良が終わって量産体制に入るところでした。師匠からその器械を貸してくれないかとお願いされました。ここは是非自分で赴いて説明させて頂こうと外来が終わってから病院に伺いました。難しい症例で、ちょうど良く困るパターンの折れ方でした。すなわち手をつく時は手のひらをつきますので手首は反って強い力で押し上げられることになります。それで手の甲側が粉砕してはがれることがよくあり、また関節面の骨片は押し下げられています。手術では①押し下げられてひっくり返った関節面を元に戻す。②手の甲側のはがれた骨片をはめ込む。作業になることが多いのです。今はひら側に板を当ててネジで固定するのが一般的ですが、手の甲側(反対側)の骨を固定するのは難しいのです。そこで私は髄内釘(手首の骨の中に心棒を入れる)を使って、さらに手の甲側からネジを追加して浮き上がった骨片を押さえ込むことをしています。そのネジを入れるスペースが非常に小さいので特殊な狙いを定める道具を作ってその骨を固定します。それによって今まででは対応できなかった骨折でもしっかりと固定することができ器械の弱点を補うことができます。ちょうど今回の症例もそのような症例で、手術もばっちり決まって師匠にも気に入って頂けたようです。教えを請うた弟子が師匠に恩返しをするにおいて、最高の形は弟子が師匠より秀でたところを披露する瞬間でしょうか。なんとか恩返しができたのではないかと思い、ほっとしながら帰路につきました。

田中先生と
| Dragon eye | 16:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
全国陶器市
 10/31から11/3まで姫路城大手前公園で全国陶器市が開催されました。数年前から楽しみに参加しているイベントです。

全国陶器市2009_1

我が奥様もお目当ての工房「藍水」で娘たちとお揃いの湯のみをゲットしていました。

全国陶器市2009_2

うろうろしているとついつい欲しくなってしまう器がいっぱいあり、こないだ鎌倉で急須を買ったばかりだしここはぐっと我慢。目の毒だけど一通り見て回って、豆腐ドーナツで娘の機嫌を取りつつ休憩。結局目の保養だけして帰ってきました。


そして、今年も我が家の食器棚に仲間が増えました。




| Dragon eye | 20:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Summer seminar in kasaoka
 今年の夏ひょんなことから笠岡大一病院の院長である橋詰先生の主催する、第5回上肢のサマーセミナーイン笠岡で、講演する機会をいただきました。事前に先生とは席を設けて、私の病院でやっていることをプレゼンテーションしたいと申し入れたところ「何でもいいよ」のひとことで、「上肢の外傷」セミナーで「下肢の外傷」である膝蓋骨骨折もついでに講演させて頂くことになりました。坂本龍馬と織田信長がえらいという点では歴史観も一致し大いに盛り上がりました。

 さて当日私は姫路から笠岡に車で向かいましたが、岡山の手前で事故渋滞に遭いヒヤヒヤしながらようやく15分前に到着。挨拶をする暇もなく講演スタートとなりました。岡山大学系列の先生は、上肢に限らず外傷を積極的にやっておられる先生が多く、非常機興味深い講演を聞くことができました。なにより、真夏の土曜日に、この地にこれだけ多くのひとが集うことが驚きでした。またセミナールームも立派で、3つのスクリーンが並び縦に長い部屋にありがちな後ろの方では見えないという弊害はありません。また海沿いにたつ病院の四階にホールがあるのでそこから見える海の景色もまたすばらしかったです。さて、講演も無事に終わり有意義な意見交換ができたと思いました。

 また講演には松戸市民病院の三笠先生もおいでになっており、肩関節外科の日本における歴史を聞くことができました。いくつになっても気持ちを若く持って活動しておられることに感心しました。また、当日の宿も一緒させて頂き翌日の朝食のおりにはお膳を並べて、いろいろな話をじかに聞くことができました。私は肩の専門的なことはわかりませんが、もっと基本的んところでいろいろと勉強になりました。三笠先生ありがとうございました。

 また、お世話になった座長の島村先生、機会を与えて頂いた橋詰先生、またこの講演のきっかけとなった大久保病院の田中先生ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

 さてその講演から2月近くがすぎて、講演の内容を示すCDが送られてきました。講演をまとめてここまできっちりmanagementする橋詰先生には恐れ入りました。私もがんばろうという気になります。


 私の熱い貴重な夏の想い出です。

ジェケット2
送られてきたCD

ジャケット1
ジャケット

学会風景1
3つのスクリーンが立ち並ぶ講演風景

ひまわり法ブース
ひまわり法のブース

| Dragon eye | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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