CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< Cadaver Seminar in Bangkok Part 1 | main | 桜の季節 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
Cadaver Seminar in Bangkok Part 2
 いよいよ二日目私の出番です。橈骨遠位端骨折に対する髄内釘Micoronailと私が開発したDragon eyeの紹介です。

日本からの参加は3名、韓国から2名アフリカから1名の混成チームでした。

やはりそこは「英語でしゃべらないと」ということでつたない英語でレクチャー。一通りの歴史、概念、適応、さらにdragon eyeを伝えて1時間、discusionが15分くらい。


 いよいよCadaver trainingです。ここからは専門的に。


Cadaverの状態はよく軟部組織の状態は手術を再現できます。さて皮切を入れてまず問題になるのは橈骨神経の背側皮枝です。見つけたと思っても、一本だけではないこともあり、同定してマーキングの上よけておきます。次に伸筋腱コンパートメントです。1、2の間から入るとされていますが、結構狭いのできっちり分けて少し骨膜から起こしてよけておくことが重要です。

 さてそのステップさえすめばあとはジグをたよりにネール、スクリューを設置するだけです。この髄内釘は低侵襲とは言いますが、どれくらい骨の外に出ているかは誰も検証したことがありません。最終的に手術が終わった後、スクリューの先端、ヘッドを確認してみたところわずかに骨から出るだけであったので問題ないことがわかりました。また一番の問題であるネールの刺入部、2番目、3番目のスクリューの穴の位置関係がわかったので、最初に腱をよけて確保すべきスペースがイメージできました。必要最小限の軟部組織の剥離にどれだけのスペースが必要か実感できたということになります。


 折れた骨でtraining しないと手術手技は解りにくいので、お昼休みのうちに、今度は掌側アプローチで骨折を作成しました。髄内釘の利点はvolar tiltさえ直しておけば、 特に軸転位して短縮している骨折型は完全整復がえられなくとも radial inclination, radial lengthはnailを入れることで自然に矯正されることです。そのあたり骨折モデルを作って 参加していただいた先生にも体感していただきました。これをvolar locking plateでMISでやろうとするとかなりの労力とテクニックが必要とされます。


Cadaver Seminar in Bangkok Dragoneye3

 最後にDragon eyeのお披露目です。骨折型の再現はできませんが、よくあるという意見。使い方、適応を説明して、よくできているとお褒めの言葉も頂きました。Dragon eyeを使うことでMicronailの適応も広がるので上級者には有難いオプションだと思います。ただ、この手技でも第4コンパートメントの伸筋腱をよけてスクリューを入れるので、その危険を認識できました。


手術の手技そのものはそれほど難しくないのですが、骨を治すためにいかに軟部組織を傷めずに治すかはcadaverで十分に理解できました。参加していただいた先生もcadaver を使ってのtrainingは非常に意義深かったと意見を頂きました。


 

いろいろ収穫があったところでtraining 終了。使わせていただいたご遺体には感謝の意を表して合掌。


Cadaver Seminar in Bangkok Dragoneye4

ここで、タイのコンビニで見つけたちょっと面白いもの。

「おたご」ってなんだ?

たくさんの「Bento(弁当?)」が売られています。





Cadaver Seminar in Bangkok Dragoneye5街ではがんばれ日本キャンペーン。ん・・・でも日章旗ではなく、旧海軍の旭日旗?っぽい国旗だけどいいのかな?と思いつつ、まあ何はともあれ有難い話で遠い国でも熱い想いを感じることができました。



Cadaver Seminar in Bangkok Dragoneye6

さて 帰りの飛行機までの時間があるので夜はタイ料理を満喫。刺激的な味を堪能して苦労をねぎらって帰途につきました。



| Dragon eye | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
スポンサーサイト
| - | 10:00 | - | - | pookmark |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://maruchan-doc.jugem.jp/trackback/90
トラックバック