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はちや整形に行って来た。後半
 さて昼からは手術見学です。1例目はTLIF経椎間孔進入椎体間固定術です。椎間板が傷んで神経に悪さをしている時に、神経の圧迫をとるだけでは不十分ですので椎間板を取り出して骨を移植して、その周りをネジと棒で固定する手術です。ここ最近発展して来た治療法ですので、私は隣の部屋で手術してるのをちらっと見たことがある、程度ですので「見たことがない」レベルに当たります。2例目はそれを低侵襲の3cmの手術創からやってしまおうというのですから驚くべきことです。くわしくはここ

はちや整形外科 後半 1
- はちや整形外科HPより抜粋 -


 いよいよ手術室へ。外科医って手術室に入ると反射的にテンションが上がるもので。とくに人の病院の手術室はわくわくします。看護士さんもやさしくむかえてくださいました。まずは普通のTLIFを見学。脊椎を見ることがほとんどない私には新鮮な風景。完成された手術は無駄がないのでばたばた急がなくても早いもので、手際よく迷わず粛々と手術が進んで行きます。教科書で見る手術を実際に見てようやく納得。また教科書に書いていないちょっとしたコツもいろいろあるもので、それはどんな分野でも同じです。たくさん手術をこなした先生のここが要点という説明は何より説得力があります。

 さて次はいよいよMIS―TLIFです。今見た手術を小皮切ですると言われてもピンと来ません。教科書も読んでは見たのですがイメージがわきません。さて実際に見てみるとやはり、すごい。単に皮膚を切開する長さが小さいだけではなくて背中の筋肉のダメージは全然違います。前の手術を見た直後でしたのでそれは実感できます。最小侵襲でしようと思えばやはり専用の機械が必要で、それを駆使して上手な外科医が手術をすればいとも簡単に手術がなされます。そしてオリジナルの道具もたくさん出てきました。ちょっと改良を加えただけで作業が一段と早く、正確にこなせます。そういった創意工夫も上手に手術を進めるコツなのかも知れません。そういえばマイツールも院内にいろいろあったっけ。しかし高度な技術の手術をいとも簡単にやってのけられるのは普通の手術をたくさんこなした経験があるからこそです。それは自分も経験していることで、後輩に指導している時に自分ではなんてことない作業が、横で見ているとむずむずすることはよくあります。「そんな簡単に言われても・・・」とぼやかれることもしばしばで。ともあれ、なんだかマジックを見ている様に手術は終わりました。

はちや整形外科 後半 2

 夜も遅くなって私も新幹線の時間が迫ってしましました。新幹線の時間を調べてくださったKさん有り難うございます。ゆっくりと話をする時間もないままタクシーに飛び乗って熱い一日が終わりました。手術が終わってお疲れのところ見送っていただいた先生には感謝、感謝です。有り難うございました。

なんとか間に合った、帰りの新幹線の中・・・いろいろ思うことがありました。

「手術」というのは機械を組み立てるのと違って、100人の体が違うだけ手術も100通りあります。だからちょっとしたトラブルはつきものでそれを修正しながらゴールに向かうのが手術の作業です。上手な外科医はそれを未然に防いでトラブルを回避します。またトラブルが起こってもそれを修正する術をたくさん持っています。そうすることで大きなトラブルを回避します。手術が出来る様になった頃は、知らず知らずのうちに先輩がちょっと手を出してうまく導いてくれていたもので、「とりあえずできる」のにできる様になったと錯覚します。しかし、自分で手術を全部しようとして始めてそうではないことに気づきます。基本的な技術を繰り返し行って、いろんな経験をして「手術」が完成します。そうやって「とりあえずできる」レベルから、何があっても修正できる技を身につけて「ちゃんとできる」レベルになっていきます。

 さて、医療技術はどんどん発展して高度な技術、機械操作が要求されてきます。しかし若い先生にとってはそれが当たり前の手技になってきます。怖いのは何かあった時に、基本的な技が習得されていないと修正がききません。最小侵襲で習い始めた手術でトラブった時、今までの様に大きくあけて行う手技が身に付いていないと恐ろしいことになります。以前横浜でマスコミを騒がせた悲しい事件もそのような要因があると思います。そのためには献体でトレーニングを積んで技術を磨くのはとても意味のあることではないかと思います。
ほんとは蜂谷先生の前でMERI JAPANの申込書を書くつもりだったのですが、帰ったらまずMERI Japanに参加することを伝えようと決心しました。
| ひまわり法 | 12:49 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
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コメント
手術ってわくわくするものなんですかぁ、驚き。
私にとって手術室はドキドキでお腹が痛くなるところです。

脊柱の狭窄?の手術をした入院友達のおばちゃんのことを思い出します。手術が成功してルンルンでショッピングしていると喜んでいた自称「改造人間」のこのおばちゃんからの手紙も2年前からピタッとなくなり・・・
ペースメーカーが止まっちゃったのかな、とか糖尿が悪化したのかな?なんて考えちゃいます。

私も頚椎のヘルニアがもっと楽になればいいなあと思うけどメスはちょっとね。

手術室のあの独特の匂いとピッピッピッの音と丸いライト。怖い!
クラシックが流れてシャンデリアが綺麗なお部屋になったら手術を受けるのも楽しい・・・かな???
| k-s | 2010/12/23 10:47 PM |
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