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東洋医学会 名古屋
東洋医学会

今年は3年ぶりに東洋医学会に参加して発表してきました。今せん妄に対して漢方薬を出してある程度の手応えをつかんでいます。せん妄の漢方と言えば「抑肝散」が有名になりましたが、それだけではなかなかうまく行きません。患者さんの状態に合わせて処方できるのが漢方の醍醐味です。

東洋医学会_1

 今回は整形外科にしぼって、お年寄りが足の付け根の骨折した時にしぼって話をまとめました。お年寄りが足の骨折で入院すると、痛くて動けず、折れたところからは出血します。そうすると血が足りなくなるのでまずは体の水分でそれを補います。すなわち全身的には脱水になります。また折れたところは出血して腫れて熱を持ちます。すなわち局所的には血が滞った状態になります。それはそれはかなりのストレスになります。抑肝散はイライラを抑える効果はありますが、血の巡りをよくして便秘を治す処方と、水を補う処方を組み合わせることによって、より有効率が上がったと思われます。発表の後もいくつか質問があり、聴衆の方も興味を持ってもらったようです。


 それから師匠である松本先生にも聴講していただきました。かれこれ10年前の大学院生の時1年あまり外来に通った時は丁寧に教えてくださいました。自分なりに飲み込んで消化して、今自分の分野で応用して使える様になってきたと思っています。なんとかやってる内容を見ていただき、コメントをもらえないかと、機会をうかがっていたのですがようやく実現できてよかったです。教えていただいたことを臨床の場で生かして、その成果を発表することができてよい恩返しができたと思います。


 また今やっている取り組みは私一人だけではなく病棟のナースの含めてチームとして取り組んでいます。私一人の目では限界があるので、普段接する時間が圧倒的に多いナースの方がより正確な情報を集めることができます。また、看護研究のテーマとしても取り上げて病棟をあげてその効果を検証しています。そのため、東洋医学的な目で患者さんを見れる様に、月一回の漢方の勉強会もやってきました。昨年は10回シリーズを行って一通りの解説を行うことができました。今ではかなり正確な評価ができており、私が出す処方も理解できる様になりました。よくわからん処方が出たけどなんて読むの?ってことはなくなりました。


東洋医学会_2 今回ようやくそれが起動に乗り出したところの発表でした。あえてチームのメンバーも学会に参加してもらいました。忙しい中で状態を記録して行くことは大変な作業ですが、それがいつか実を結ぶ日が来ることも実感できたのではと思います。また、すばらしい発表もあれば、どうなんだろーという発表もあり、今自分たちがやっている取り組みが決して低いレベルでないことも実感できたと思います。それが明日からまたがんばろっていう活力になります。


 たまには外の空気吸って知見を広めて、リフレッシュしないと、忙しいだけでは向上しません。名古屋と言えば「ひつまぶし」おいしかったー。

| 漢方 | 16:46 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
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コメント
 チームワークも上手くいっているみたいですね。
 チームワークづくりって大変でしょ。私は毎日職員の顔色をうかがいながら仕事をしているし日々の業務に追われるばかりでモチベーションは下がりっぱなしです。 やる気の出る職場環境は理想的ですよね。

 ところで、健康診断で飲んだバリウムが原因で?直腸の穿孔を起こし緊急手術で人工肛門となった90歳になる祖母は驚異的な回復力でせん妄もおさまりぽつぽつ歩くこともできるようになっていました。が、転倒しちゃったんですよね。
大腿骨頚部にひびが入ったそうです。再びベッド上での生活の逆戻り。

なんでもトイレの度にナースコールして付き添ってもらうのに気兼ねして自分で歩いて移動しようとしたようです。

 なんだか複雑な気持ちです。 
| k-s | 2010/06/28 12:00 AM |
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