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MIS Himawariのtrial


MISHimawari_1

膝蓋骨骨折のひまわり法についてこれまで紹介してきました。当初はひどい粉砕症例をなんとかする方法として考案され発展してきましたが、力学的強度は従来の方法よりも優れており術後のトラブルも少ないのは事実です。


そして以前から思っていたのですが、侵襲が少なくて同じ手術ができたらそれにこしたことはない。すなわち最小侵襲手術(Minimally invasive surgery)、頭文字をとってMISです。MIS HIMAWARIです。



しかし、高度な技術を要する手術をしようと思えば、特殊な機械が必要です。MISをするには特にそうです。ひまわり法も普段の手術で不自由、不具合を感じることがあったので機械に改良を加えてストレスのない手術ができる様にしてきました。今回その機械をMISに応用してみました。通常は膝の前を12−3cm切ってお皿の周りをきれいに剥いて手術をするのですが、 1cmの皮切を5カ所でなんとかひまわり法を行うことができました。


ここからは整形外科専門、特にひまわり法を実際にしたことがある整形外科の先生に向けてのメッセージです。


 さてこのように手術支援器具としてeasy seriesと名前を付けてHPで紹介していますが、ひとつは

MISHimawari_2easy biter:これはブロックを圧着する機械ですが、AI pinの把持部分をガイドに確実にスリーブをとらえる(咬むbite)することができるので、軟部組織に埋もれた状況では非常に有効です。MISで手術を行うと小さい皮切で作業は奥の方になるので今回は非常に有効でした。見えない奥のブロックを確実にとらえて圧着することができました。



MISHimawari_3easy passer: これもブロックにケーブルを通す機械ですが、ブロックが軟部組織に邪魔になってケーブルを通しにくいことはよく経験します。慣れてくると大丈夫なのですが当初は結構苦労します。それを解決するために通し(pass)やすくする機械です。これもMISで行うときには奥の方での作業ですので有用です。



MISHimawari_4

次にeasy winder:これはケーブルにテンションをかける機械です。機械セットには2カ所で把持してテンションをかける機械がついてきますが、大きいのとケーブルを把持するには結構長さが必要、さらに奥の方の作業には向かないという欠点があります。通常の手技では全周性にまわした後、前方の締結も行うのですがその時にセットに入っている機械では対応しきれません。そこで短い距離でケーブルを把持できて、single でテンションをかけることができる機械を開発しました。これで前方にまわしかけて締め上げる(wind)できるのでeasy windeと名付けました。今回のようなケースでは特に有効でした。


MISHimawari_5

最後に、皮下にケーブルを誘導する機械が必要なのですが、今回は先の曲がった髄核鉗子を使って皮下を掘り進めながらトンネルを作成しておいてケーブルを誘導して行きました

。名前は決まっていてeasy digger (掘る)なのですが、単にカニューレをeasy passerに連結させてもできそうだと言うこともわかりました。何となく最終型がイメージできてきました。


最後にMISを行うには整復位がとれていることが大前提です。大きくあけずに整復が簡単にできる機械がもしできるとこの技術の守備範囲が増えることになります。いまいくつか構想はあるのですがまだ具体化していません。おそらくこれができたら普段の手術でも助かると思うのですが・・・これも名前はきまっててeasy reducer(整復する)。


難しい話はこれくらいにして、整形外科の先生はHPの方をのぞいてください。innovation のページにupしています。こんな具合にいろいろあーだこーだと考えるのは楽しいものです。ついつい忙しいと日常業務に忙殺されてしまいがちですが、よりよい治療、技術革新のためには現状に満足せず常に進化する事も大事です。それに必要な時間と労力はずいぶん必要ですが、まだまだ若いつもりですのでがんばっています。

| Dragon eye | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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