CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< AL tibia plate | main | 夏の思い出 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
訪問
  さて以前学会で始めてあった時に少し話をしてぜひ一度手術をみたいと言って頂いてたF先生。外傷の見学は難しく、明後日手術はいったけど見に来れる?って聞いて動ける人は少ないのですがそこをなんとかしてもらってようやく実現。


今回はひまわり法が目的。下極の骨折でしたが、いろいろコツがあります。従来の方法とはコンセプトが違うので、これまでの120例を超える経験を元に、機械も使いやすいように改良を加えたので、手技もそれによって向上します。それをなるべく伝えられる様に手術もゆっくりと進めました。


訪問1 膝蓋骨は種子骨ですので膝進展機構の再建が手術の目的ですが、大腿膝蓋関節の再建でもあるので、関節面の評価は必須です。通常は側面像だけですが、軸射像も重要です。特に見逃しやすい外側縁の骨片を評価する上で、関節鏡では表面はわかりますが、全体のアライメントはわからず、ピンの刺入位置、刺入方向はわかりません。意外と簡単に術中に軸斜像がみれることがわかってもらえました。また、従来の方法ではわかった所でそれをmanageするすべはなかったのですが、ヒマワリは評価したところで正確にピンを配置して固定できます。



 またtension bandと異なり、深い所にピンを配置して関節面の骨片を安定化させ、表層は前方締結で固定します。それを可能にするのが、新しいテンショナーで骨片を一つずつ固定出来ます。これも従来の方法と根本的に違うところです。


訪問2

 また、よりrigidに固定できるのでピンやスリーブが骨片から離れていても問題はありません。膝蓋骨の上縁には大腿四頭筋、内側広筋、など分厚い腱や筋肉がつきます。従来のtension band では骨にimplantが圧着していないと固定できないシステムだったので、これらの軟部組織を切離する必要がありますが、ひまわり法はその必要がありません。なるべく軟部組織を温存しながら手術が可能です。レントゲンだけ見ると侵襲が大きいと印象がありますが、実は軟部組織に対しては低侵襲です。



 そんなこんなで、パンフレットだけでは説明しきれない、いろんな技を伝えることができ、満足していただけたと思っています。


ついでに次の人工骨頭の前方アプローチも見てもらいました。


大腿骨の頚部骨折で、人工骨頭置換術は整形外科医にとってcommon surgery です。通常はsouthern approachですが、当院ではDAA (direct anterior approach)でもやっています。筋肉を切離せずに低侵襲で手術ができるというのが利点です。当院でも130例近くの症例にこのapproachを行いましたが、皮切(いずれも6cm)、術後の回復、出血量など手技を習熟するのに少し時間がかかる以外はほぼ同じです。学会ではどちらがいいか比較する検討がありますが、いずれも安定した成績で遜色はありません。どちらがいいというものでもなく、同じ手術をするのに2つの優れたオプションがあればそれにこしたことはありません。というわけでここで研修をしているレジデントの先生はその手技を習熟してもらっています。F先生も始めての経験できっと満足して頂けたと思います。

訪問3


とはいえ、この日も開放骨折が救急外来にきて、10件目の手術としてエントリー。おかげで余裕を持ってそれに対応できました。F先生にはすっかり手伝って頂き助かりました。また懲りずに遊びにきてくださいね。

| ひまわり法 | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
スポンサーサイト
| - | 07:00 | - | - | pookmark |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://maruchan-doc.jugem.jp/trackback/100
トラックバック